要望を読み取る大切さ

先日、外出先で体調を崩した事があり嘔吐が止まらなくなってしばらくトイレから動けない時がありました。

商業施設のトイレへ続く通路の人気が無いところでしゃがみ込んでしまったのですが、ほとんどの方は大丈夫ですか?と声をかけてくれ、その都度、大丈夫です、と答えていました。
ある若い女の子2人組が同じように大丈夫ですか?と聞いてくれ、『大丈夫です、少し休んだら良くなりそうです』と答えると、立ち去りながら、『大丈夫ですか?って聞いたら大丈夫ですって答えるしかないよな…大丈夫かな?』
とコソコソ話しているのが聞こえました。
私も、確かにそうかも…と思いながら、聞き方も答え方も難しいなと感じました。

その後、まだ気分悪く動けないでいると、今度は別の女性が、同じように大丈夫ですか?と声をかけてくれました。その女性は続けて私の顔色をみて、『どこか座れるところか横になれる所に行った方がいいですね』と言って近くの店舗の人に話をしてくれ休める場所を確保してくれました。吐き気がおさまらないのでいつでもトイレに行けるようその場に居たかったので、そこから離れない場所ですぐに休める場所をさがしてくれて、数十分休んで歩ける程度になり家に帰る事ができました。
その時は自分でどうしたいか判断することができず、どうしようかと思っていましたが、第三者の目からみて最適な判断をして対応してくれた事がとても助けになり、これが正解だなぁと感じました。

仕事の場面でも、まず相手の要望を引き出す事が大切だと言われますが、言葉にすると難しいけど、実際に体験してみて、こういう事なんだなと感じる出来事でした。

何事に於いても、相手が潜在的に持っている要望に気付き、相手が想像する以上の事をする事が大切だなと感じたので、そういう行動をしていきたいなと思いました。