先日、兵庫県にある横尾忠則現代美術館へ行ってきました。横尾忠則さんという方は元々グラフィックデザイナーで今は画家と作家に転身した85歳の方で、精神世界に基づいた独特な世界観の絵を書かれています。
横尾さんは20代の頃から毎日絵を描いていたので、手が腱鞘炎になって絵が雑になってしまった時は、その絵が面白いと絵の雰囲気が変わったことすらもプラスに捉えて、今も一度も休むことなく作品を作り続けています。
85歳になった今は目も耳も衰えていって、その体の状態が夢と現実世界が曖昧になっているかんじがするそうで、横尾さんは元々見えないものを直感的に感じてそれを作品にしてきたので今、まさにその状態でますます、絵を描くことが楽しくて画家になって良かったと言っていたのが印象的でした。
年齢を理由に何か諦めたりダメだなと思うのではなくて、横尾さんのように発想の転換で何でもプラスに考えることで人生は大きく変わっていくし、人生で与えられた時間は限られているので、年齢が遅かれ早かれ、まず何事もまずやってみて継続してみることが大切だなと思いました。
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