兄の背中

お盆休み、地元に帰省して母とご飯に行った際、

兄から送られてきたLINEを嬉しそうに見せてきました。

新卒でアパレルの店舗勤務を始めた兄は

「VMDとして店舗作りの仕事がしたい」という目標を叶えるために

少しずつ経験を積み、その目標を叶えました。

本社へ異動したのちに、そこで出会った先輩2人と

3人で独立し、今は2人で、

木材や廃材を使って、アパレルブランドの店舗のディスプレイや

ポップアップショップの設営など、依頼を受けて仕事しています。

母に連絡があったLINEの内容は

「これまで作ってきたものやこれから作るものを

いろんな人に見てもらえる展示スペースとしてお店を構える」

という報告でした。

その報告と一緒に

「まわりの友人たちみたいに

家族と旅行に行ったり、結婚して子供がいたり、

そういう、長男らしいこと全然できてないけど

いつも「好きなことしな」って言ってくれるオカンに感謝してます」

という一文も添えられていました。

3人きょうだい、仕事も暮らす場所もそれぞれで

自由奔放に生きてて

でも、嬉しそうにそのLINEを読む母を見て

兄は兄にしかできない形で親孝行していることを感じました。

独立してから今まで

どれだけの嬉しいことや苦労があったか、私は知らないけど

一つずつ目標を叶えて

いつも新しい、わくわくするような報告をしてくれる兄が

今まで以上に大きく、かっこよく見えました。

目標を実現し、夢を叶えることで

家族・友人に喜んでもらえたり

幸せを感じてもらえるような人に私もなりたい

という気持ちを原動力に、兄の背中を追いたいと思います。

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