前回のスピーチで、海洋プラスチックがもたらす危機についてスピーチさせていただいてから
その後も積極的に環境問題について自分なりに情報を取り入れるよう意識を続けています。
先日あるニュースを見つけました。”ついに植物由来のプラスチックを使った「持続可能な」レゴが誕生──素材の完全代替に向けた挑戦の始まり”
長きにわたり世界中で大ヒットしているおもちゃのレゴブロック。しかし環境問題の大敵とされている石油のプラスチックを原料として使用しており、批判が集まることも多いそうです。
そこでデンマークにある企業レゴは「目の前の問題が解決されればそれでよいという時代から、モノの背景や意味も含めてそのモノの価値を買うという感覚にシフトしてきている。」と考え、
2030年までにプラスチックを使わないという目標を掲げ、新しい素材の開発に着手し、植物性由来のポリエチレンの開発に成功したそうです。
これは目標の小さな一歩で、まだまだ製品に採用することはできないそうですが実用に向けて研究を続けていくそうです。
さらに使用済みレゴブロックの処分方法がわからない人たちに向けて、米国の子ども支援を行う非営利団体に寄付する試みも始めていて、レゴ愛好家に対していらなくなったブロックを段ボール箱に詰めて送ってもらい、自社で洗浄後新品同様にして学校や施設に送られます。
このように時代背景や消費者に寄り添い、環境に与える影響を徹底的に減らしていこう考える企業努力も長期にわたって愛される理由なんだろうなと思いました。
目先のトレンドを意識するだけでなく、長く共感されロングセラーとなるような商品づくりの大切さに気づきました。