本日は「メディアリテラシー」について、改めて大切だと感じた出来事があったので、その話をしたいと思います。
先日、自民党の高市早苗さんの取材をめぐり、報道陣の一部が「支持率下げてやる」「支持率下げるような写真しか出さねえぞ」と発言していた音声がSNSで拡散されました。
それが実際に報道機関の記者の発言だったことがわかり、「報道の公正性や中立性に疑念を抱かせた」として注意処分が行われたそうです。
このニュースを見て、私は「メディアリテラシー」という言葉を思い出しました。
メディアリテラシーとは、テレビや新聞、SNSなどの情報をそのまま受け取るのではなく、何が本当かを自分で判断する力のことです。
大学時代、私は社会学部でメディアを専攻していて、先生から「情報は内容だけでなく、その裏にある“意図”を読み取ることが大切」と教わりました。
発信者がどんな立場で、どんな目的を持っているのかを考えること。
それを意識しないと、知らないうちに偏った見方をしてしまう、ということです。
今回の件を通して、情報をただ受け取るのではなく、「本当にそうなのか?」と一度立ち止まって考えることが、今の時代は特に必要だと感じました。
SNSでは情報が一瞬で広がりますが、その中には誤ったものも少なくありません。
だからこそ、疑う姿勢や、情報を精査する意識が大切だと思います。
また、私たち自身が発信する側になるときも、誤解を生まないように伝え方を工夫する必要があります。
情報を“受け取る側”としても、“発信する側”としても、責任を持つことがこれからますます求められていくと感じました。

