味園ビルという大阪・千日前のランドマークとして、バブル時代は日本最大のキャバレーがあり、
現代はディープスポットとして飲み屋街やライブハウスがあるビルが今年いっぱいでなくなります。
そんな味園ビルで、先日あるライブイベントが行われました。
それは飲食店仲間が集まりバンド演奏を披露したのですが、前売りチケットだけで500枚、当日券も含めると合計700人ものお客様が集まる大盛況のイベントとなりました。
このライブが行われたきっかけは、とあるマスターが生前「一度は味園ビルで演奏してみたい」と語られていたことではじまりました。
マスターを偲ぶと同時に、その言葉を実現しようという思いが多くの人を巻き込んだ大きなイベントへと繋がりました。
このライブ来場者、演者含め平均年齢が60歳。
いい歳の大人たちが、仕事の合間を縫い全力で準備に励み皆が一丸となり「遊び」に真剣に向き合う姿がとても印象的でした。
彼らが本気で遊ぶ姿は、周りの人々にも笑顔と活力を与えます。
そして、それがひとりの夢を叶え人々の心を繋ぐきっかけになることを感じました。
また私自身、飲食業界を離れ10年以上経ちますが、
顔出す機会が減った今でも昔と変わらず接し、いつでも仲間として温かく迎えてくれることに感謝し改めて大切にしていこうと思いました。