当時18才で一人暮らしを始めた学生時代の友人は、
学校の最寄り駅の駅近新築マンションで、決して安くはない家賃と生活費をご両親に払ってもらっていました。
そんな話を聞いて、世間にはいろいろな家庭があるんだな・・・くらいに思っていました。
学校を卒業しても数年定職に就かず、同じような生活を続けている彼女を見て、心配になっていたころ、ついに就職をしました。
一社目の会社とは残念ながら縁がなく、1~2年ほどでやめてしまいましたが、
次に就職した歯医者で、受付と助手を兼務しているうちに、だんだんと歯のことが好きになり
歯科衛生士の勉強をしたいと思うようになりました。
しかし、年齢的にも挑戦するにはとても勇気がいるし、
奨学金を借りることになるので、今の年齢から借金ができてしまうということもあり、
とても悩んで悩んで、それでも歯科衛生士の勉強をするため、専門学校に通うことを決意しました。
最初の2年ほどは歯医者で働きながら、
その後頑張りすぎて体調を崩してしまい1年休学の末、今年ついに国家資格をとり卒業しました。
大人になってからやりたいことを見つけられたこと、
リスクを知ったうえでそこに挑戦したことを本当にすごいなと改めて感じ、
何かに挑戦するのに遅いということはないんだなということを友人の行動から学びました。
やりたいことに対して、できない理由やあきらめる理由を見つけるのはとても簡単だと思うし、
年齢を重ねれば重ねるほどあきらめる選択肢を見つけるのがうまくなっていくなあと感じますが、
私は、自分のやりたいことに対して感度が高い方ではないので、
せっかく見つけた自分が好きなこと、自分がやりたいことには誠実に、前向きに考えられるようになりたいし、行動できるようになりたいと感じました。
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