選択

こんにちは!本瀬です。

毎日人は一日の間に数えきれない程の選択をしていると思います。
この一つ一つの選択が正しいのか間違っていたのか、その選択の結果は選択後のみ。

ある海外の子育ての仕方で興味深い記事を読みました。

そのご両親の子育ての仕方のお話です。

息子に、小学生1年生になったら自分で物事の選択をしなさい。といいました。
当然息子はまだ小学1年生なので、選択の意味もどうしたらいいのかも分からない。
それでも両親は自分がどうしたいのかを考えて決めていけばいいと言います。

息子は分からないまま自分が思うように過ごしていきました。
ある日、学校の宿題をするかしないかという選択で、
“しない”選択をしました。
もちろん学校の宿題なので、友達はみんなします。
ただ、彼は先のことを考えず “しない” という選択をし、宿題をせずに学校へいきました。
するとあまりにも続く宿題忘れに学校の先生は、両親に
彼に宿題をするように電話をしました。
両親はそれを聞いて、
“本人に任せていますので。”の返答。
もちろん両親は息子が宿題をしていないことは知っていました。
それでも彼が選んだ選択を見守ります。
先生から連絡があったことは伝えるけど、
”宿題をやりなさい”ということは一切言いませんでした。

そんな彼に伝えた両親の言葉は、
宿題をしないという選択を選んだのであれば、しなくていい。
ただ、その分の代償があることを伝えました。

”宿題をしないということは、楽かもしれない。
その分、人より復習出来ていない分、分からないことは増えるのと、
しないことでみんなの前で恥をかくだろう。恥をかいてもいいのであればしないという選択を選べばいい。“と。

息子は恥をかく?という言葉にその時はピンとこなかったのですが、
ある日学校でみんなの前で先生から言われ、初めて恥ずかしいという気持ちになり、
恥をかくという意味もその時分かったようです。

その結果、息子は自ら宿題をするようになったようです。

また、ある時は学校のテストでカンニングをしました。
カンニングをしたことがバレて、この時も両親は彼にこう言いました。
“カンニングをしたければし続けたらいい。
但し、カンニングをするということは、不正をするということ。
不正をする人間には、不正をする人しか集まってこない。不正をするということは、
何が本当で何が嘘かも分からない。友達と思っていてもそれも嘘かもしれない。
自分が騙したように自分も騙されるかもしれない。
それでもいいのなら、不正をし続けなさい。”

そう言われて、彼は不安になり、カンニングをすることをやめたそうです。

たくさんの選択を失敗を繰り返しながらも選択するということに意識を変えた彼は
先のことを考えながら選択するようになったそうです。

自分が行きたいと思う学校に自ら必死で勉強し、自分がなりたいと思う就職につき目標を必ず立てながらその目標に向かって努力しているそうです。

選択をするということ、何の気なしに選択していることってあると思いますが、
その選択の先に自分が向かいたい先が繋がってるかということを意識しながら日々選択しないと意味がなく、常に目標をもってその目標に辿り着く選択をしていきたいと改めて思いました。

また、選択の質をも今後の努力次第では、訪れる選択すら変わるかもしれない。
今後も精いっぱい努力し続けていきたい!とより一層思いました。