私たちは普段、何気ない日常を当たり前のように過ごしています。
朝起きて、ご飯を食べて、仕事に行って、家に帰る。
そんな毎日の中で、特別にありがたいと感じることは、意外と少ないのではないかと思います。
でも、その当たり前は決して一人で成り立っているものではありません。
いつも気にかけてくれる家族、困ったときに手を差し伸べてくれる友達
そして、普段は意識していなくても、私たちの生活を支えてくれているたくさんの人がいます。
以前、お寺で説法を聞く機会があり、印象に残っていることがあります。
「ありがとう」を漢字にすると、有ることが難しいと書き、めったにないという意味で、つまりあなたがしてくれたことは、決して当たり前のことではありませんという敬意と感謝を伝える言葉です。
今ここにいることも、毎日を無事に過ごせていることも、決して当たり前ではなく、日常の中にある幸せは、特別な出来事よりも、何事もなく過ごせた一日の中にこそ隠れているのではないかと思います。
いつもと変わらず家族と会話ができること、友人と何気ない話で笑えること、困ったときに相談できる人がいること。
普段は何とも思わないようなことでも、それができる環境や、そばにいてくれる人がいるということ自体、とてもありがたいことだと思います。
また、感謝というのは、何かをしてもらったときに伝えるだけではなく、相手がしてくれていることに気づくことから始まるのではないでしょうか。
だからこそ、忙しい毎日の中でも、目の前のことだけにとらわれず、周りの人の気遣いや思いやりに目を向け、感謝の気持ちは、思っているだけではなく、言葉や行動にして伝えることも大切にしたいです。

