服の寄付で初めて知ったこと

友人のお嫁さんはある施設で働いてるのですが、

私が服の仕事してるのもあって、先日

いらないTシャツないですか⁇って相談を受けました。

 

話を聞くと、施設で使用されたいとのことで

警察に保護され連れてこられた子どもたちは

ボロボロの服で施設に来る事もあるそうで、

里親さんの元へ行ったり、親の元へ帰ったり、

そのような時に施設で使う為の服が欲しいという相談でした。

 

その話を母に相談したら、将来、孫ができて着れたらとか、

頂いた思い入れのある服で赤ちゃんの時からの服を大切に

全部残してたみたいなんですけど、すぐに使用する予定もなく、

残してても日焼けや傷み等につながり廃棄になるため、

今回その友人にお譲りすることを決心しました。

 

ボランティア活動のイベントで服の寄付は私もしていましたが、

実際に保護されてる子どもは、性的虐待を受けている子も中にいて、

胸元が広いトップスや、ワンピース、キャミソール、

フードがついたTシャツ、性を煽るようなプリントのTシャツ等

色んな人からたくさん寄付いただくけど、

半分以上はマニュアル外で着用できなかったり

すごく厳しい基準があること事を初めて知りました。

 

実際に家で見てその場で判断してもらい、

160サイズ2カートンほどの量を寄付させてもらいました。

大切に残してたものが再度わたしの知らないどこかで、

また命が吹き込まれて

誰かに喜んでもらえるかもしれないという事や、

大事に残してくれていた母には少し申し訳ない気持ちにもなりましたが、

思い出を大事にするため自分の手では捨てれないからと

協力してくれたこともすごく嬉しかったです。

もしもそのTシャツが、その子がお気に入りの1枚として

また誰かの1枚として思い出になるなら、

生産に関わる仕事をしている身としてすごく嬉しいし、

友人の奥さんを通じて初めて知った情報もあり

自分の中で勉強にもなりました。

みなさんも寄付される際、

一つの情報として覚えててもらえると嬉しいです。

★G★