以前朝礼で特攻隊の知覧のお話をさせていただきました。
今回はとある21歳の特攻隊兵士が戦地に向かう前、後輩兵士に送った言葉で自分自身すごく考えさせられましたので、発表します。
牛や馬は一頭
鳥は一羽
魚は一尾
とこう数える。
なぜか。
実は動物の数え方は死んだ後に何が残るかで決まる。
では俺たち人間はどうだ?
一名
名前だ
人間は死んでも名前は残る。
お前たちは自分の大事な大事な名に恥じない生き方ができているか?
一回きりの人生
後悔せぬよう意識すべきことは、能力ではなく生き方で、
知識ではなく行動だ。
読むべきものは空気でも本でもない。自分の心だ。
明日人生が終わると思って生きなさい。
それでは元気に征きます。
という言葉を贈ったそうです。
まず、21歳の若さでこの言葉を伝えれていることが驚きでした。
今の自分が同じ立場になった時決して言えない言葉だと思います。
戦時中を生き抜いた方々は自分のことより、家族や友人、大切な人のことだったり日本のためにと誰かのために命を賭け、自分をどれほど犠牲にしていたか計り知れません。
今の世の中や日本はそのような時代に比べたら平和ですごく生きやすい世の中になっています。
そんな状況だからこそ、自分のことを優先にして、見返りを求めて、自分のための言動や行動をしている人が増えているのだと自分も含め思います。
高校時代の恩師に、人のため、誰かのために生きれる人間は強いと、そんな人間になれと色んな考え方や行動すべきことを学んだこととすごく重なりました。
自分の行動や言動が誰かのためになったかなんて今はわからないけれど、
自分の人生の中でどれだけ人のためになることを成し得たかは、自分が死んだ時、何人の人がお葬式に来て見送ってくれるかで、初めて自分が生涯、誰かのために尽くせたかがわかると思います。
これからの人生、仕事やプライベートを通じて、家族や友人、自分の近くにいてくださる方々に対して、恩返しだったり、恩送りをできる人間でありたいと思うと同時に、最期を迎える時に、自分の名前を残せるように過ごしていこうと改めて思いました。
以上です。