最近、体調が悪く会社を早退しました。
下痢と吐き気がひどくて歩くのもやっとだったんですが、帰りの電車は少し混んでいて座れる状態でもドアにもたれる事もできず、ひたすら吐き気をおさえていました。
あぁ、せめてドアにもたれたいなぁと思っていたら、女性の方がすかさず「体調悪いですか?」といってきてくれて手招きしてドアにもたれかかれる位置までスペースをあけてくれました。
そのあとも2駅吐き気がとまらず最悪鞄の中に吐くしかないかも、、、と思っていたら、またその女性が「吐きそうですか?」と言ってくれ、袋をくれました。
その袋なのですが、私が欲しいと言った訳ではなく私に声をかけたあとすぐに私の様子を見て、わざわざ持っていた袋の中身を別の袋に全て移し替えて空になったものを渡してくださいました。
一言、「オタクのグッズ買ったあとの袋なんで、こんなのしかなくて」とも気をつかって言ってくださり、帰り際にお礼を言ったら「お大事に」とも心配してくれてお別れをしました。
今まで自分は妊婦の方とか高齢者の方など、目に見えてはっきりと助けが必要かな?と思う方には声をかけた事がありますが、体調悪そうかも?道に迷っているかも?荷物運んで欲しいかも?など、困っている″かも″しれない方には声をかけられずにいました。
私に声をかけてくれた女性は躊躇なくすぐに声をかけてくださり、言い過ぎかもしれないけどこの世の中にこんなに想いやりがある人がいるのだなぁと久しぶりに実感しました。
なかなか声をかけること自体思っていても勇気がないとできない事だし、そもそも体調悪いのを気づかない人もたくさんいると思います。
助けて欲しい側もSOSを出したら助けてもらえる事は多いかもしれないけど、なかなかSOS自体出せる人は少ないのかも。と思ったりもします。
今回体調が悪い事でこういった気持ちになりましたが、家庭や友達、仕事でも同じ事が言えると思います。
わたしもSOSをだされる前に、気づいてあげられる、声をかけてあげられる、その人が求めていることを察してあげられる人間になりたいなと思った出来事でした。
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