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78円の命

以前、【78円の命】という絵本に出会いました。

素敵な絵本と出会えたので紹介させてください。

2012年、当時小学6年生の谷山千華さんという方が、

動物の殺処分について綴った作文で、

猫の殺処分についての現実を、小学生の素直な感性で描いた作品です。

 

まず78円とは、、何のことか。

 

78というのは、

保健所に保護された猫や犬が、保護期間を過ぎてから

「殺処分」される際の費用を、一匹辺りに換算した値段をさしてます。

 

野良猫や捨て犬だけではなく、ショップなどで飼い手が見つからず

大きく育ってしまった動物たちも殺処分という形で 処分 されます。

処分ってまるでゴミみたいで、酷い言い方ですよね。

命を処分するって想像できますか??

 

その絵本は、子どもながらに真正面から

「殺処分」に向き合った絵本で、初めて読んだ時に、すごく心動かされました。

 

「かわいい」「癒される」で、

その時の気持ちで動物を飼って、大人になったときに、

「大きくなって、可愛くなくなった」

「自分の子どもにアレルギーが出たから」

色んな状況であれ、人間の勝手な理由で、

家族から訳もわからず手放されます。

 

それが人間の子どもなら、どうでしょうか?

同じ命で、 命 に変わりはないはずなのに、

人間、動物 という線引きで

悲しくも野良になった動物たちは

何故飼い主に捨てられたのかもわからず、

不慣れな外で事故にあって亡くなったり、

保健所に連れて行かれしばらくの間、

保管されることになったりします。

 

保管期間が過ぎると、

ドリームボックス という場所へ移動しますが、

それは殺処分する部屋の名前のことで、

そこに何匹かの動物を入れて、二酸化炭素ガスが出る部屋で

もがき苦しみ人の手によって殺処分されます。

その部屋の壁にたくさんの動物たちが

苦しくて助けてほしくて最後の最後までもがき苦しんだ

爪痕がたくさんあると言われています。

 

特に産まれてきた生後間もない小さな命でも

大人になれないまま、人間の手によって命を奪われていて、

年間、数十万匹以上の動物たちが

色んな理由で殺処分されているそうです。

 

そこで、増えないように

動物病院の方やボランティアの皆さんの協力で

「TNR」という仕組みがうまれました。

 

Trap・Neuter・Return(トラップ・ニューター・リターン)

 

捕獲器などで優しく捕獲し、動物病院で去勢や避妊手術をし、

元の生活に戻してあげるという流れです。

それは望まれない出産をなくすことで、殺処分を減らすという目的です。

 

去勢や避妊手術の費用は

ボランティアの方が負担をしたり、

動物病院の方の協力で減額をしていただいたりと

なるべく負担を減らせるようにと協力してくださることもあります。

 

そのTNRをした猫は、Vの字型に耳をカットされ

桜の花びらのような耳をしていることから、

「さくら猫」と呼ばれるのですが、

オスなら右耳、メスは左耳という見分け方で、

去勢や避妊手術をされているので

今後出産することもなく、増えることがまずありません。

 

私の家は猫を6匹飼っていますが、

みんな、保護猫です。

飼い主が亡くなったり、

生後すぐに親猫が事故にあった子猫を保護したり

色んな理由があって、保護して育てています。

そのうちの3匹が、TNRをされている さくら猫 です。

 

多頭飼いも良し悪しがありますが、震災の時や自分たちの生活費用も考えて、

家族に対して1人1匹 自分が最後まで責任持って

面倒を見ることをルールに一緒に生活をしています。

 

もし、今後動物を飼いたいと思われる方がいたら

まずは、保護されている動物の小さな命を

助けてもらえたら嬉しいなと思い、今回紹介しました。

 

この1冊の絵本に出会えて私自身も知らないことを調べたり、

私の目標として、

まずは自分のできるところから少しずつでも

動物のために何ができるのかを考えて

まずは自分から行動していければなと思います。

G★