私の昔話

1/11(月・祝) 成人の日

約10年以上前 私も参加させていただきました。

新しい年が始まっても なかなか明るく迎えることが出来なかったこの世の中で、例に漏れず私も大人しく家で過ごしていました。

こんな状況なので特にだと思うんですが、毎年流れる成人式のニュースなのに 何か特別な事に感じ、ふと 二十歳の頃の自分を振り返ることがありました。

その当時は 久方ぶりの地元・実家に懐かしくなったり、旧友や恩師との再会にうれしくなったり、とても充実した時間を過ごした記憶があります。

その中でも 小学生の頃にクラスで埋めたタイムカプセルを開けるというイベントは 特に感慨深かったです。

当時はとても大事な物でも、今となっては何ともない物ばかり入っていましたが、その中でも特に印象に残っているのが 当時の自分からの手紙でした。

当時うれしかったこと、つらかったこと、その時々の気持ちが便箋2~3枚にしたためられていて 思い出に耽っていると、文末辺りに 二十歳の自分への願望が綴られていました。

『二十歳の自分は物を作る仕事か、洋服に関わる仕事をしていてほしい』

その時 手紙を読んでいた私はというと、その願望を叶えるどころか 自分のやりたい事だけに一生懸命になっていて、手紙の内容を全然覚えていない 最低な二十歳でした。

心のどこかにモヤモヤしたものが残りましたけど、変にポジティブで、今がすごく楽しくて、このままやりたいことをしていけば何とかなる!という変な自信があって ただそれだけで12歳の自分の願望を叶えようとせず 20代を過ごしていたと思います。

そんなある日、どうしても仕事を変えなければならないタイミングに差し掛かり、少しだけ気持ち的に落ち込みかけていた頃、あの手紙の内容が頭をよぎり せっかくだし12歳の頃の願望を頑張って目指してみようかな?と 立ち返ってみることにしました。

なかなか紆余曲折あり、思い通りにいかず ちょっと心が折れかけていた時に Foritと出会うことができ なかなか遠回りしましたが 無事願望を叶えることが出来ました。

改めて自分は昔から要領が悪いなと振り返ることができ、勉強ができた20代を過ごせたと思います。

行動に移すタイミング、あらゆる情報を取り逃さないアンテナの張り方、大事なことが多く起きすぎて 本当にとても目まぐるしかった20代でした。

30代になった今、いっちょまえに またやりたい事や願望が少しずつ増えてきて、欲深い大人になっていました。

今もまだ要領が悪いままですが、せっかく勉強できたことを生かさず 殺してしまうのは勿体ないので、遠回りしつつも また叶えることが出来るように 精進していこうと思った成人の日でした。