ヴィンテージボタンの歴史

以前話したことあるのですが私は趣味がアクセサリー作りでして、そもそもそれを始めるきっかけになったのはボタンでした。

ボタンといっても今量産されているボタンではなくて、ヴィンテージボタンと言うのが好きで、ボタン屋さんに行ったりイベントなどで購入して日々収集してます。

あとボタンの歴史が面白くて、今でこそボタンはそんなに目立つ物でじゃありませんが、17世紀、18世紀のフランスでは貴族がつける高貴な物でした。

宝石とか細かい細工がされていて、今はボタンと言えば服に付けられていますが、当時は後ろにフックがついていてつけ外しできました。

高価な物だったのでその日の服に合わせたり、身分の高さを表したりする物にボタンが使われていました。

19世紀ごろになると働く女性のアイテムとして童話などの絵が描かれたピクチャーボタンと言う物が流行しまして、

それをつけている人は私は書物への教養がありますよ、と身分の高い人と結婚するためのアピールにボタンが使われていたりしました。

私はこういう歴史のあるフランスのボタンも好きですが1番好きなのはチェコのガラスボタンです。

柄や色がとっても繊細で可愛いです。

作り方はガラスなので型に流し込んで固めるというもので昔はその型が唯一無二で、型の繊細さやデザインを工場ごとに競い合っていました。

でも昔の洋服は手洗いが主流なので生産されていましたが、洗濯機だとガラスなので欠けたり割れたりしてしまうので普通の量産洋服にはもうほとんど使われてないので今は生産もほとんどされてません。

職人の高齢化もあり今は衰退する一方となってます。

日本も今は丈夫でボタンのデザインも服のデザインを邪魔しないようなボタンが主流になってきたのでボタン屋さんと言うものが無くなってきています。

大阪でも数えるほどしかなくて、扱ってる方がほとんど高齢の方なので海外に買い付けてまでボタン屋を経営してるところはほんとに少ないです。

私はそういう歴史であったりデザインが好きでヴィンテージボタンを使ってアクセサリーを作成してます。

ヴィンテージなので同じボタン自体が手に入らなくて大量生産はできないですが、そのボタンの歴史であったり、このボタンはどこの国から来て誰がつけていたのだろうと思うととてもワクワクしてロマンを感じます。

新しい物が沢山あるこの時代ですが、古き良き物も沢山あるのでこれからも大事にしていきたいな、と思っています。

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